「結婚」人生の墓場?!

【結婚とは?】

結婚とは、役所に婚姻届を出し法律上の夫婦であることを承認されることです。婚姻関係にある2人の間に生まれた子供は、嫡出子(ちゃくしゅつし)として認められます。また、結婚をすることで、2人の間には以下のような義務が生じます。

 

* 同居・協力・扶助義務(夫婦は同居し、互いに助け合わなければならない)

* 貞操義務(配偶者以外の者とは性的な関係を結ばないこと)

* 契約取消権(夫婦間で行われた契約は、婚姻中いつでも夫婦の一方から取り消せる権利)

* 夫婦同氏(夫婦は婚姻の際、夫または妻の氏のどちらかの同じ氏をなのらなければならない)

 

特に、同居・協力・扶養の義務や貞操義務は怠ると離婚理由になるほど重要です。生活する上で生活費を分けあったり、助け合ったりすることが法律で義務付けられています。

上記の項目を見ると、お互いに法的に独占できる関係であることがわかります。日本は一夫一妻制なので、1人の夫と妻と暮らすことが認められています。また、離婚や離別の際も財産を相続する権利が配偶者に与えられるのです。

 

【昔と現代の結婚観の違いとは?】

 

昔は結婚において子供(後継)を産むことが重視されていたため、両家で決めた縁談から結婚する流れが一般的でした。政略結婚もあり、好きな相手がいても家の事情で結婚できないことも。

しかし、現代では家を重視するのではなく、個人の気持ちを重視した結婚(恋愛結婚)が主流です。女性の社会進出だけでなくライフスタイルが多様化しているため、昔と比べると結婚観が大きく変化していることがわかります。

また、結婚をせずに一緒に連れ添う「事実婚」や、結婚しても一緒には暮らさない「通い婚」など結婚の形もさまざま。昔は「女性=結婚して子供を産む」ことが当たり前でした。女性もキャリアを築ける現代では個人で生き方を決められるため、「結婚しない」「子供を持たない」ことも選択できるのです。

結婚観の変化にともない、最近では結婚する意味がわからない人も増えています。

 

【結婚に対するイメージが悪い?】

 

* 自由がなくなりそう

* 結婚した友達や兄弟が幸せじゃなさそう

* いつか心変わりしそう

* 結婚しても幸せになれるとは限らない

 

結婚とはお互いに責任を持って生活をすることなので、特にお金や時間の自由がなくなとのイメージを持っている人は多いです。また、周りに結婚したのに「浮気されて離婚した」「夫婦仲がうまくいっていない」など幸せそうじゃない友達や兄弟がいると、結婚に対するイメージが悪くなります。

喧嘩をしても仲良く生活している夫婦もいるので、身近なカップルに結婚生活について聞いてみるのもよいでしょう。

 

【結婚する意味とは?】

* 好きな人と一緒にいられる

* 家庭を持てる

* 子供を産んで育てられる

* 老後の不安がなくなる

* 家族を安心させられる

 

【恋愛と結婚は違う!】

* 恋愛は相手の外見、結婚は中身を重視する

* 恋愛は刺激を求め、結婚は安心を求める

* 恋愛は2人のもの、結婚は家族を巻き込むもの

* 恋愛は自由、結婚は制約が多い

 

【結婚の意味を理解して、幸せになれる決断をしよう】

結婚とは法律上の夫婦として認められた関係のことです。結婚が当たり前であった昔とは結婚観が変化していて、現代では結婚に関する選択が自由にできるようになりました。

中には結婚に対するイメージが悪かったり、やりたいことがあったりすると結婚することに意味がわからない人もいます。しかし、好きな人と一生過ごせ、家族ができるなど結婚しないと得られない幸せもあります。結婚の意味を理解して、幸せへの第一歩を踏み出してみましょう!